日本人にとって特別な存在である「桜」。その儚くも華やかな美しさを、一年を通して空間に閉じ込めることができたら——そんな願いを叶えてくれるのが、桜をモチーフにしたステンドグラスです。
今回は、桜という意匠が持つ文化的・歴史的背景に触れながら、私たちAZCREW(エージー・クルー)が手がけたオリジナルのオーダーメイド・桜ステンドグラスの制作事例をご紹介します。価格や納期に関するよくある質問もまとめておりますので、新築・リフォームで桜のステンドグラスをご検討中の方はぜひ最後までご覧ください。
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桜とステンドグラス——東西の美が往還した、もう一つの「花」の物語
ステンドグラスといえば西洋の教会、桜といえば日本——一見、まったく別系統の伝統です。ところが両者の歴史を辿ってみると、意外なほど深いところで交わっていることがわかります。
桜のステンドグラスは、ただ「和のモチーフを洋の技法で表現したもの」ではありません。ジャポニスムを介して海を渡り、再び日本へと還ってきた、東西の美意識の融合だといえます。


ジャポニスムが運んだ「花」——西洋ガラス工芸の転回点
19世紀後半のヨーロッパで沸騰したジャポニスム(日本趣味)は、印象派絵画だけでなく、装飾芸術の世界にも地殻変動を起こしました。
浮世絵や着物に見られる「非対称・余白・植物の曲線」という日本的な美的センスが、それまでの古典主義的な左右対称の装飾からの解放として受け入れられたのです。
その頂点のひとつが、エミール・ガレやルイス・カムフォート・ティファニーらの作品でした。ティファニーがコッパーフォイル技法で立体化した藤・モクレン・ハナミズキのランプは、いずれも日本絵画の構図感覚を色濃く反映しています。
彼らの「花のステンドグラス」は、日本から発した美意識が、ガラスという西洋技術を借りて再構築されたものだったと言えるでしょう。
日本の歴史的建造物に息づく、花のステンドグラス
ジャポニスムとして西へ渡った日本の花の意匠は、20世紀初頭、ステンドグラスという新しい姿で日本へ戻ってきます。ここからは、その「帰還」を象徴する歴史的な事例を辿ってみましょう。
「日本のステンドグラスの父」小川三知 ——日本画の筆を、ガラスに持ち替えた人
桜を含む花のステンドグラスを語るうえで、絶対に外せない人物が小川三知(おがわ さんち、1867–1928)です。
三知はもともと、明治の日本画壇を代表する橋本雅邦に師事した日本画家でした。35歳でアメリカに渡り、約10年にわたってステンドグラス技術を修得して帰国します。
注目すべきは、彼が向こうで吸収したのが、まさにジャポニスムの影響下で花開いたティファニー流の花鳥モチーフのガラス工芸だったということ。日本人が日本の感性で生んだ意匠が、海を渡り技法をまとって、日本人の手で再び日本に持ち帰られた——三知のキャリアそのものが、東西往還の縮図になっています。

帰国後の三知は、日本画的な淡い色彩・非対称の構図・余白の美をそのままステンドグラスに翻訳しました。
代表作は黒沢ビル(旧小川病院、1929年/登録有形文化財)、旧小笠原伯爵邸、鳩山会館、国立科学博物館、旧松本家住宅(重要文化財)など全国に現存。花鳥風月を主題とする彼の作品群は、桜をはじめとする日本の花の意匠を、和洋いずれの建築にも自然に溶け込ませる文法を確立しました。
国会議事堂中央広間——「和風の花と植物模様」が国家の象徴になった瞬間
ステンドグラスにおける和の意匠の集大成と呼ばれるのが、1936年(昭和11年)に竣工した国会議事堂中央広間のステンドグラスです。
幅5.7m × 高さ3m、約3,500ピース。中央には対峙する鳳凰、その上に三権を表す王冠、左右に平和を象徴するトーチ。そしてそれらを取り囲むように配されているのが、「和風の花と植物模様」です(参議院公式案内)。衆参合わせて約1,200平米、13ヶ所にわたって設置されたステンドグラスは、日本のステンドグラス史における到達点と評されます。
ここで重要なのは、近代日本の象徴的建築の中枢を飾るモチーフとして選ばれたのが、西洋的な紋章学のシンボルだけでなく、日本の花と植物だったことです。
三知が確立した「和の花のステンドグラス」という文法が、わずか数十年で国家を代表する建築の意匠言語にまで昇華した——その事実が、桜をはじめとする日本の花とステンドグラスの相性の良さを何より雄弁に物語っています。
現代に受け継がれる、桜のステンドグラスの伝統
三知の没後およそ一世紀。彼が確立した「光を透かして花を見る」という美意識は、日本の住空間における桜のステンドグラスとして今も静かに生き続けています。
ただし、現代の住まいにこの伝統を取り入れるとき、どうしても既製品では拾いきれないものがあります。それは、設置する空間ごとの個別の文脈——天井高、自然光の入り方、隣接する家具や床材の色調、そして施主それぞれの人生に重なる桜の風景。一枚のステンドグラスは、その家の物語と切り離せないからこそ、完全オーダーメイドという形が今なお選ばれ続けているのです。
AZCREW オリジナル制作事例3選——玄関建具・和室欄間・モダンスリムパネル
AZCREWでは、お住まいの空間や店舗のコンセプトに合わせ、デザインからガラス選び、制作までを一貫して行う「完全オーダーメイド」の桜ステンドグラスを制作しています。ここでは、テイストの異なる3つの事例をご紹介します。
1. 玄関を物語の入口に変える、観音開きの大型ステンドグラス建具

最初にご紹介するのは、吹抜けの玄関ホールに設置された、観音開きの建具一体型ステンドグラス(お客様邸)。
結婚式場のような白を基調とした空間に、流れるような桜の枝と花を配置しました。ガラスとガラスの間には真鍮色の棒材(バー)を取り入れ、クラシカルで上質な印象に。グルーチップガラスやマーブルガラスなど、表情の異なるガラスを組み合わせることで、白い空間に奥行きと華やぎを与えています。
左右2枚のステンドグラスが連動し、建具を閉じたときに一枚の絵が完成する構図としました。玄関を開けた瞬間に物語が始まるような、迎賓のシンボルとなるデザインです。
2. 和室を一年中の花見部屋に変える、欄間の桜ステンドグラス

次にご紹介するのは、和室の障子上部、欄間(らんま)に設えた横長のステンドグラスです。
青空を思わせるブルーを背景に、満開の桜を画面いっぱいに広げました。アンバー(琥珀色)の枝が横方向に流れ、白いリボン状のガラスが花の柔らかさを引き立てます。和室の水平線を生かすため、構図を意図的に横へと展開しました。
自然光が差し込む昼間は、青と桜色のコントラストが障子の白さを引き締めます。夜は室内の光に透けて、天井近くに花影が浮かび上がる幻想的な情景に。古来からの「花を見上げる」体験を、室内で一年中楽しめる一枚です。
3. 玄関廊下を上品に格上げする、スリム縦型パネル

最後は、玄関から廊下へと続く壁面に設置した、スリムな縦型のステンドグラスです。
タイル調の壁面に映えるよう、透明感のあるテクスチャーガラスをベースに、上下にピンクの桜と緑の葉を配置しました。中央部はモザイク状の幾何学パターンで構成し、伝統的な桜モチーフに現代的なリズムを与えています。
縦のラインを強調することで天井高を視覚的に引き上げ、コンパクトな玄関にも開放感をもたらします。ダウンライトと組み合わせれば、ガラス本来の艶やグラデーションが浮かび上がり、住まいの「顔」となる一枚に仕上がります。
桜のステンドグラスに関するよくある質問
新築・リフォームで桜のステンドグラスをご検討中の方から特に多くいただく質問をまとめました。
Q1. 桜のステンドグラスは「和室」にしか合いませんか?
いいえ、デザインの方向性次第で洋室・モダンインテリア・北欧風住宅にも自然に馴染みます。線描を細く幾何学的に整えればミニマルな空間に、花弁を大胆に配置すればアール・ヌーヴォー調の洋室にもマッチします。AZCREWでは設置場所のインテリアテイストに合わせてデザインをチューニングいたしますので、「和の柄は浮きそう」とご心配の方もお気軽にご相談ください。
Q2. 桜のステンドグラスはどこに設置するのが人気ですか?
桜は「迎える」「祝う」イメージを持つモチーフのため、玄関ドア・玄関建具・玄関廊下・吹抜けの窓・階段窓といった、人を迎える動線上が特に人気です。和室の欄間や、リビングの装飾窓・室内窓・間仕切りとして取り入れる事例も増えています。設置場所が決まっていない段階でも、間取り図やお写真があればプランニングが可能です。
Q3. 桜のステンドグラスをオーダーする費用・価格の目安は?
完全オーダーメイドの場合、サイズ・デザインの複雑さ・使用するガラスの種類によって価格が変動します。AZCREWでは、小型のサンキャッチャーやパネルから、住宅一棟に複数枚を組み込む大型プロジェクトまで幅広く対応しております。お見積もりは無料ですので、設置希望のサイズ・場所・ご予算感をお知らせいただければ、最適なご提案を差し上げます。
Q4. 制作期間・納期はどれくらいかかりますか?
デザイン打ち合わせから完成・取付までは、一般的なパネル一枚で約2〜3ヶ月、大型建具や複数枚の連動デザインで3〜6ヶ月ほどお時間をいただきます。新築・リフォームの工程に合わせて逆算でスケジューリングいたしますので、引渡し希望日が決まっている場合はできるだけ早い段階でご相談ください。
Q5. ステンドグラスのお手入れ・メンテナンス方法は?
日常のお手入れは、柔らかい乾いた布でホコリを払う程度で十分です。汚れが気になる場合は、固く絞った柔らかい布で優しく拭いてください。研磨剤入りの洗剤やアルコール系クリーナーは、鉛線やパティーナ(着色仕上げ)を傷める可能性があるため避けてください。鉛線が経年で深い色に変化していくのも、本物のステンドグラスならではの味わいです。万一の破損や鉛線の劣化が起きた場合は、弊社にて修理・修復もお引き受けしております。
Q6. 既存の住まいやリフォームでも設置できますか?
はい、新築だけでなく既存住宅のリフォーム・リノベーションにも対応可能です。既存の窓ガラスを桜のステンドグラスに入れ替える、室内壁面に装飾窓として組み込む、間仕切りとして設置する、玄関ドアの一部を入れ替えるなど、住まいの状態に合わせた取り入れ方をご提案します。現地調査から施工までワンストップで対応いたします。
Q7. デザイン相談から完成までの流れを教えてください。
1. ヒアリング・現地確認 — 設置場所・希望のテイスト・ご予算をお伺いします(オンライン相談も可)
2. デザイン提案 — 手描きスケッチやCGパースで複数案をご提示
3. ガラス選定・お見積もり — 質感や色味の異なる本物のガラスサンプルから選定
4. 制作 — 熟練の職人が一枚ずつ手作業で制作
5. 現地施工・お引き渡し — 建具・建築サイドと連携し確実に取り付け
ご相談からお見積もりまでは無料です。
Q8. 桜以外の花や、家紋・オリジナルモチーフにも対応できますか?
もちろん対応可能です。AZCREWでは桜のほか、梅・牡丹・椿・紫陽花・紅葉・藤・蓮といった季節の花や、家紋・社紋・オリジナルイラストをモチーフにしたステンドグラスも制作しております。お子様が描いた絵をステンドグラスにする、といったご依頼も承っております。
季節を閉じ込めた、世界に一つだけの桜を
桜のステンドグラスは、移ろう季節を一年中楽しめる、特別なインテリアアートです。サイズ・色合い・構図・ガラスの質感まで——既製品にはない自由度こそ、オーダーメイドの桜ステンドグラスの最大の魅力です。
ジャポニスムの時代に海を渡り、小川三知の手で日本に帰ってきた花のステンドグラス。その伝統を、お客様の住まいや店舗に合わせた世界に一つだけの一枚として、現代に引き継ぎたいと私たちは考えています。
– 「新居の玄関に桜のステンドグラスを取り入れたい」
– 「和室の欄間に、季節を感じる装飾を入れたい」
– 「お店のコンセプトを一枚のガラスで表現したい」
– 「家紋や思い出の風景をステンドグラスにしたい」
こうしたご要望がありましたら、ぜひお気軽にAZCREWまでご相談ください。デザイン相談・お見積もりは無料、全国対応・オンライン相談も承っております。お客様の想いを形にした、世界に一つだけの桜を心を込めて制作いたします。
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