◆ステンドグラスについて
ステンドグラスは、鉛線の溝にガラスをはめ込み、パテで鉛とガラスの隙間を埋めて固定しています。
金属性フレームとパテが衝撃を吸収するので地震などの揺れやねじれに強い製品です。
ステンドグラスで使用しているガラスは、生成時に気泡やしわが入り模様のように残っています.
また、これらが原因でガラスの強度が弱くなったり、破損することもございませんのでご安心下さい。
色付きガラスは、ガラス自体に金属・鉱物を溶かし込むことによって発色していますので、塗装と違って退色しません。
気泡と表面の凹凸が光を乱反射し、美しい光の透過と程よい遮蔽性を生みます。
◆お手入れ
ステンドグラスの鉛線は水分を嫌います。乾いたやわらかい布で乾拭きして下さい。
汚れのひどい場合は、水またはお湯を固く絞った布でガラス面だけを拭いて下さい。
注)強くこすったり、必要以上に圧力を掛けるとたわみやワレの原因となります。デリケートな商品のため、長くお使いいただけるようお取り扱いには充分ご注意下さい。
*シンナー揮発系・掃除用洗剤など、薬品の使用厳禁
◆ステンドグラス取り扱い方法
注)常に垂直を保つ状態で取り扱いお願いします。
特別に補強加工したもの以外は、斜めや水平にすると、たわんだり、ガラスを破損したりします。必ず垂直の状態で持ち運び、施工をお願いします。
ガラス部分にはなるべく触れず、鉛線の結合部分を持つと丈夫です。
注)強い衝撃を与えないで下さい。
物をぶつけたり、本体を強くおしたりすると、歪んだり、ガラスが割れる可能性があります。
ステンドグラスに衝撃を与えないよう充分ご注意下さい。
またドアにご採用の場合は、必ずドアクローザーを付けて下さい。
◆ステンドグラス取付方法(四方木製押し縁の場合)
1、寸法を確認する。
2、取り付け準備 開口寸法を測りそれを元に目地調整剤を準備しておく。開口にぴったりあえば目地調整剤を置かなくても良い。【上下の散り(見え方)が同じになるように】
3、ステンドグラスをセットする。はめる前に向きの指示がないか、指示がない場合は部屋の状況、光の具合などを考え決める。(台所側は汚れがつきやすいので、なるべくつる面を。光が入って明りが強い側面はガラスのざら面を。)開口部にガラスをはめる、下から入れ起こすように入れる。
4、散り確認(押し縁と鉛線のズレ)。上下左右の見え方が均等になるようにする。
5、木製押し縁セット。上下の順で押し縁をビスで止め横の押し縁を止める際は、四隅の面が合うようする。*押し縁を止める際は、ステンドグラス側に押し付けて、がたつきがないようにする。
6、納まり確認。がたつかずしっかり取り付けされいている確認。ドアを開け閉めし、ステンドグラスを軽くたたいてチェック。
7、ビス本締め。ドライバーでビスを奥まで締めあげる。ビスの皿が押し縁から出ない様にする。
8、タッチアップ。ビスの十字が目立たないよう押し縁に近い色で塗る。
9、掃除。製品をきれいにウエスとアルコールで拭く。(水拭き厳禁)
取付完了。
*首都圏や関東近郊の方で施工をご希望の方は、有料となりますが施工も承っております。
フォームからお問合わせ下さい。尚、条件によっては施工をお断りする場合もございます。
【注意】 ステンドグラスの設置は建具や壁の工事が必要ですが、当社では建具の用意や工事をお受けすることができません。あくまでも寸法に合わせた建具が準備してあるか、或いは壁の工事が済んでいれば、施工をお受けすることができます。鑑賞用で額縁に入れて壁に飾ることも可能ですが、取り扱いには十分お気をつけ下さい。その場合、額縁や飾り方はお客様ご自身で対応お願いします。